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クリエーション:伊藤かおり
私が求めているのは、生命力あふれる必要な動きのエネルギーであり、生まれたばかりの赤ん坊のような、まばゆいばかりのしぐさなのだ。私はいつも自分にこう言い聞かせる。'ショーというのは、痛みと同時に強烈な喜びを伴う誕生なんだ。ステージに立つと、私たちを超越した不思議な力を感じる。でも、そこにたどり着くには、考古学者のように、自分の中に隠されているものを見つけるために、地中や腸を深く掘り下げなければならない。
と モエ・モエ・ブーム・ブーム TJPでは、1シーズンに1作品、赤ちゃんのための作品を上演している。今シーズンは、演出家のジュリエット・スタイナーと共同演出し、2人のパフォーマー、1人はダンサー、もう1人はシンガーで、2人ともちょっとピエロです。私たちは、彼ら一人ひとりの生存本能に疑問を投げかけながら、お互いを受け入れ、共に変容していく方法を模索している。
と バトル・モン・クール私は、彼らの欠点やアニマリティを通しての出会いに基づくデュエットの新シリーズを立ち上げる。
ワレ・モノ 今シーズンも、私たちの傷と世界の修復について子供たちと対話するツアーを続ける。 ロボット、永遠の愛 は人間型アンドロイドの弱さと人間の弱さを描いている。
私はまた、日本におけるオノマトペに関する野心的な日仏共同制作に着手しています。日仏のパフォーマーと共に、日本の山間部における貧困と結びついた排除と犠牲の儀式の問題に取り組んでいます。この貧困の文化的景観はほとんど知られていません。映画『楢山節考』では、母親がある年齢に達すると、息子は山に母親を捨てなければならない。私は、弟が母親を亡くし、家族の役に立たなくなったため、自らを犠牲にしなければならない文章を題材にしようと思う。この作品は、私たちが自分自身を箱の中に閉じ込め、他者を排除している今日の世界について、私に疑問を投げかけている。
私にとってダンスとは、踊っている人と見ている人の間にあるもの。ダンスや演劇は、私たちがつながっていること、つながりによってのみ存在できることを思い出させてくれる対話なのです。だからこそ私は、創作を始める前に地元の人たちの言葉を集めに行く必要性を感じ、そのプロセスを通じてそのつながりを維持する必要性を感じている。リンクはサバイバル・キットなのだ。
伊藤かおり